みちすがら

寄り道、近道、回り道

ポエム

「別の人の彼女になったんだろうな」 wacci

1年前に提出された楽曲ではあるけれど、おそらくまだ多くの人に聴かれているらしいwacciというグループの「別の人の彼女になったよ」という歌がある。 YouTubeでは色々な人がこの曲をカバーしていて、僕がこの曲を知ったきっかけになったのも、そうした動画…

日々

僕が生きれば生きるほど、僕の背中は重くなっていく何かに背中を押されて一歩足を前に踏み出すたびに、後戻りが出来なくなるもう一度小さいころに戻りたい、そんなことを考えたりする 同じ机を囲む彼らが言葉を発するその度に、自分の小ささを突き付けられる…

夏の終わり

鈴虫と 蝉が争う 関ケ原

井の頭線の風景

電車の中、座席に座って一生懸命にノートに向かって勉強する男の子 何かのメモを見つめ、考え事をする男性 遠ざかる駅のホームで、スケートボードを片手に退屈そうに電車を待つ男の人 窓の外、青くて、赤くて、すこしだけ黄色い空 弱くて、だけど優しい光に…

生きたい

僕は実は生きていない でも、死んでいるわけじゃない ただ、僕は生かされている 今日という一日の充実は誰かに与えられた充実だ それを僕は僕のものだと勘違いする でも、本当は気づいてる だから、生きたい 自分で生きたい

わたしはどこへ向かうのか

僕は今、僕の寝床に向かって歩いている 毎日寝て、起きて、食べる場所に向かって歩いている 僕が生きる場所に歩いている でも、僕の「生きる」はどこへ向かっているのだろうか 僕は、スケッチブックのざらざらとした質感が好きだ 僕は、鉛筆の芯の炭素のにお…

友達

あなたはわたしの友達ですか あなたが友達かどうかわからないけど わたしはあなたのことが好きです わたしはあなたの友達ですか わたしに友達はいますか 誰が教えてくれますか 何をしたらわかりますか わたしはあなたと笑いました あなたはわたしの友達です…

いまとこれから

僕と君はこんなに違っているのに 僕と君はこんなに同じ時間を過ごしてる 僕と君はそれぞれの向かう先 目的地の途中の交差点で顔を合わせた 君がこれから先歩く道は 僕のこれから歩く道とは違う それなのに僕と君はいまここにいる 明日には違う方向へ向かって…

終わらない理由

今、人生(いのち)が終わってしまってもかまわない だけど、いま、人生(いのち)が終わらないのなら 「終わらない理由」がほしい 僕らには理由もわからないまま、制限時間だけが告げられる 心臓の鼓動は僕がいま生きていることを教えてくれるけれど それは…